日本人のお墓離れも顕著になり近年注目されている海洋散骨。
最期は自然に還りたいと思う故人がいる一方で、全ての遺骨を散骨してしまい、手を合わせる場所がなくなってしまったと後悔している遺族もいることをご存じですか?
お墓がなくなっても供養はなくなりません。
散骨後は、手元供養やお仏壇を安置することが一般的です。そのため散骨を検討する際は、今後のこともアドバイスしてくれる散骨業者を選ぶことが重要です。
散骨は法律やルールを守れば個人でも行えますが、自力で散骨を行い後悔するより、専門業者に依頼することでトラブルを未然に防ぎましょう。
散骨で後悔しないための方法や事例を紹介していきます。
散骨=全てなくなるではない
多くの人が勘違いしているのが、『散骨=何もなくなってしまう』という概念です。
火葬しても寂しい気持ちにならないのは遺骨が残るからだと言われています。散骨も同様で9割程度の遺骨を散骨して、残りの遺骨を小さな骨壺に収骨しておく、お仏壇に安置するなど正しい散骨を行ってください。
散骨業者の中には葬儀や供養に詳しくない業者もいるので、事前知識を理解しておくことも重要です。散骨して良かったと思える供養にしましょう。
海洋散骨社の代理散骨は利用された方全員に、手元供養品をプレゼントしています。供養方法などもハンドブックもついていますので『散骨後に困ることはなかった』と、ご好評をいただいております。
家族や親族とのトラブル
散骨を行う人は増えてきましたが、まだ市民権を得たとは言い難いです。散骨と言うとなぜか『すべての遺骨を散骨する』と勘違いする人が多く、縁起が悪い、故人のためにならない、違法だと勘違いしている人たちもいます。
お墓に入ることを望まないなどの理由を明確にして家族や親族と話し合うことも重要です。
将来的な供養方法や、何回忌をどのように行うかなども事前に話し合っておくとトラブルを未然に防げます。
散骨場所や地元住民とのトラブル
散骨は『墓地、埋葬等に関する法律』や『散骨に関するガイドライン』(厚生労働省)『散骨に関する留意事項』(東京都保険医療局)により散骨方法や散骨場所が定められています。
また遺骨を散骨する行為は、刑法190条の規定に関わる可能性があるので規制を遵守する必要があります。
詳しい説明はこちらの記事で説明していますが、散骨は個人の敷地内で行えないので、許可されていない山野での散骨は原則NGです。
また海洋散骨も地域住民、周辺の土地所有者、漁業関係者の利益、宗教的感情を害することのないようにと定められいます。
散骨はデリケートな問題も含まれていますし、散骨後に後悔やイヤな思いをしては勿体ないので慎重に行うよう心掛けてください。
【まとめ】散骨で後悔しないために
すべて散骨してしまうと元に戻せないので、遺族感情に寄り添ってくれる散骨業者を選ぶことが重要です。
- すべての遺骨を散骨して、供養ができなくなった
- 散骨したことで家族や親族との関係が悪くなった
- 散骨した場所が悪く後悔している・・・
散骨で聞かれる後悔は上記の3件ですが、どれも深刻です。
上記は、石原慎太郎さんの散骨を行ったときに報道に取り上げられたものですが、兄弟全員で参加しているのと、散骨は一部に留め、故人の希望を叶えたことで全員満足しています。
散骨は新しくすばらしい供養方法です。散骨を行う遺族全員が満足できることを心から祈っています。
散骨についてお困りのことや気になることは、ぜひ海洋散骨社にご相談ください。
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